いじめのこと。④

5/26、I所長が言い放った言葉が頭にこびりついている。

 

 

「●●さん、もうSさんにかかわらないほうがいいんじゃないですか?」

 

 

嘘ごまかしを追及されたくないために言い放ったのだろう。ことの重大さがわかっていないからこそ言える言葉だ。

 

教育施設の運営管理は無理だと思うに充分な発言だと思った。コロナ禍で転職もままならない時期にうつ病になるまでいじめられた28歳女性のことなどなにも気に留めていない。

Sさんからは「所長は、最初の1か月ほどはこまめに声をかけてくれましたが、私が恫喝のような指導を受けていても、みて見ぬふりをしていましたから信用できません」と聞いている。横領事件のときもそうだったが、所長の保身優先は変わっていない。10名足らずの職場で、現場を仕切っている連中に嫌われたら仕事どころではなくなるので、我関せずの立場を貫いていたのだろうと推察している。

 

 

Sさんとは、いじめられたとY市に調査を依頼した女性。私が宿直、Sさんが遅番のときに、暗い顔をしていたので、「大丈夫か?」と声をかけたのがきっかけとなり、相談にのっていた。怒鳴られる、トイレに行くたびにどこに行っていたの?と聞かれる、理不尽なことばかり言われる、相談したいのににらまれる、敷地内でたばこを吸っている職員がいる、昼休みに事務所にいることを強要されるなど、しょーもないことばかりで聞くに堪えないことばかりだったけど、この職場は吹き溜まりのような連中しかいないので仕方ないよと伝えながら、聞き役に徹していた。なんどか相談にのっているとSさんが適応障害の気があるなと理解できたが、コロナ禍で転職は難しいのは誰もがわかること。この職場に教育関係者がいたらSさんに合った仕事をしてもらえばいいだけなのに、いじめの対象になってしまった。